中坊連れて渡米した件

ご縁あってこの度、家族で渡米することに。中学生と小学生の息子たちがどのように成長するかを学校情報を交えて綴っていきたいと思います。

学校のカウンセラー

「カウンセラー」

日本で学校に居るカウンセラーって私のイメージでは、心理的ケアをするような存在?

 

でもこちらは違います。

ハイスクールにいるカウンセラーは生徒にとって重要な存在。

エレメンタリースクールは日本と同じようにクラスがあり、担任の先生がいますが

ハイスクールはどちらもありません。

イメージは大学と同じと考えたらしっくりきます。ホームルームもなく個々がそれぞれに選択した科目を受け、単位(クレジット)を取っていきます。

なので、水曜日は1コマだけ。今日は午前中だけ。とかの人もいます。

しかし、G9の終了間際に転入してクレジットの振替も一切なかった長男は、常に授業は満タンに入っています。

 

さすがに個々のクレジットの管理や科目の選択を全て15歳そこそこの生徒にさせるのは無理なので、クレジットや科目選択等の相談ができるよう、一人ひとりに担当のカウンセラーが付きます。

でも、予算の少ない長男の学校は1人で100人以上の生徒を受け持ち、相談内容もクレジットや科目の相談から、学校での人間関係まで。超が付くほど幅広いのでカウンセラーは常に忙しい💦

 

しかも長男の学校はマンモス校の上に、通学エリアは比較的裕福な地域から貧困地域まで。人種も黒人、白人、ヒスパニック、アジアンがごちゃ混ぜになった正にアメリカの縮図のような学校なので、貧困地域の生徒の学習が進まず中退者が続出している学校。

 

なので、カウンセラーも「一人でも多く卒業!」とクレジットが取れていない学生に注力しているので、遅れて入ってきても順調にクレジットも取れ、親も子供の学習に目を配っていることが分かっている私たちは、相手にされません。

でも、わからないことだらけでしかも「聞かないと教えてくれない」この世界。

メールしても。電話しても。押しかけても。

 

相手にされない。

 

あるときはやっと掛かった電話で「10分だけ話がしたい」と旦那が言うと「わかってるのよ、そういって10分で済まないことを!」

 

ヨリを戻そうとしているカップルの会話か!

 

とつっこむ私。

 

果ては5月に電話した時は

「あなたの子供は問題ないから後にして欲しいの、卒業できるかどうかって生徒で私は忙しいから夏休み明けにしてちょうだい!」

 

いや、3か月先って、サマースクール終わってますけど。。

 

まぁここまで酷い対応は個人の問題でもあるので、カウンセラーの交代を校長先生にでも直訴。。と考えていたら、その方は程なくして辞めてしまいました。

カウンセラーは相変わらず忙しいので、コンタクトを取るのは大変なのは変わりませんが、以前よりは改善したのでほっとしました。

でも、日本の高校のようにある程度お任せ♪はできず、情報を取りに行き、分らないことは進んで自分から問題解決に動かないといけない状況にかわりはありません。

 

他人への依存心が強くそれがなかなか抜けない長男は、日々旦那に注意されながら、時には不利益を被りながらも、少しずつですが自分で前に進めることを覚えつつあります。

たくましくなれ長男。