英語の件 長男の場合
先日、渡米後の子供の英語は見守る。と書きましたが、
当然、完全に何もせず、全てを子供任せにする訳にはいきません。(本音はしたいけど💦)
我が家の今までの英語に関する支援について書きたいと思います。
長男の場合はハイスクールにELD(移民向けの英語スキル開発プログラム)があり、
それを受けることでハイスクールの単位がもらえるため、まずはそのクラスにエントリー。
夏休みはシティカレッジのサマースクールに参加。
カレッジのサマースクールはリーディング・ライティング、スピーキング、文法に分かれていて、時間も3コマ取れれば9-15時までびっちり。
これを宿題も含めほぼ1か月間びっちり実施してくれます。
長男は4月に渡米し、夏休みまではおぼつかない毎日を送っていましたが、
このサマースクールで一気に飛躍したそうです。
私たちの出番としては、このサマースクール探しと入学手続き。
アメリカでは「こんなのありますよ」なんて案内など来ないし、学校のカウンセラー(生徒の相談窓口)も担当によって知っていることもマチマチ。(ちなみに息子のカウンセラーは「忙しい」と取り合ってもくれませんでした)
でも、夏休みを何もせず過ごしてしまうと、すっかり英語はスタート地点に戻ってしまう。ということで
インターネットはもちろん両隣の市を含めた市役所・図書館方々回って情報収集するもまともな情報なし。
「しらん。忙しいし。」の一言でつれなく返されることが多い中「あると思う!知らべて連絡するよ!必ず!」とありがたい反応してくれる事も。でも、一度だって折り返し連絡がきたことはない。
カレッジのサマースクールの存在を知るまでに1か月かかりました。
しかし、このサマースクール、コミュニティカレッジ毎に実施しているレベルや科目が様々で、どう判断して申し込んでいいかわからない。
Aという科に電話したらBという科に聞け。じゃあBという科に聞いたらCセクションに聞け。Cセクションに聞いたら「分らんからA科に聞いたら?」もしくは音声案内で「この電話の担当者は夏休み明けまで戻ってきません。8/17以降にご連絡ください。」
「・・・・。」
これが申込までに何度繰り返されたことか。。
そのうえ人によって言うことが全く違う。例えば。。
「ハイスクールの推薦書がないと受けられない」 / 「いや受けられる」
「推薦書だけでなく校長の直筆サインがいる」 / 「校長だけでなくカウンセラーのサインもいる」
「費用は600ドル」 / 「いや費用はいらない」
「レベルはハイスクールのカウンセラーが決める」 / 「いや、レベルはテストで振り分けられる」
その度に何が本当かわからず右往左往・・。ホームページの内容もあてにならないし。
あまりに振り回されすぎて、サマースクールが始まるころには私達親はぐったり。。
こんなすったもんだ、アメリカあるあるなんです恐ろしいことに。渡米間もない日本の常識しか知らない私たちは、この一件でほんっとうに疲弊しました。
このように親の間接的な支援も重要です。
でも、このサマースクールのおかげで一気に英語が向上してくれたので頑張ってよかったと思います。
そして極めつけは、
受講した後から「このクラスはハイスクールの子が受けられるクラスでなかった。担当した人がよくわかっていなかった。」
「こんなオチ?!」とこけそうになりましたが、受けたらこっちのもん⤴とこれはラッキーでした。
ちなみに、後にサマースクールで受けた単位はハイスクールの単位に振替できるとカレッジの事務員さんから聞いたのですが、真偽定かではないままコロナのロックダウンに入り、実現できていません。恐らくまたひと悶着あると予想しています。はぁ。
私はこのサマースクール終了あたりから既に、英語をサポートする側から息子にサポートされる側へと逆転現象が起こっています。
たった3か月で逆転って私の英語を習ってきた歴史は一体どこへ。。
その後順調に英語力を伸ばすも、この頃はまだブラジルやメキシコ、アジアからの移民が友達のメインで発音や表現方法がネイティブでなく、また、ティーンの英語はスラングや独特の言い回しや略語を連発するので、それはそれでちょっと問題。
きちんとした大人の英会話を身に着けるべく、渡米半年頃からオンライン英会話のネイティブコースを放課後に1時間受けることにしました。
ここは主人がいつも受けているオンライン英会話にしたので楽でした。
そうこうしているうちに、コロナによりカリフォルニアがロックダウン。
学校もオンライン授業へと移行しました(約一年後、2020年3月)が、一応オンラインで授業を受けても理解できる程度まで英語力を伸ばしてくれていたため超助かりました。
普段の生活ですら長男に通訳してもらっている私が、高校の授業の支援なんてできるわけないし💦