中坊連れて渡米した件

ご縁あってこの度、家族で渡米することに。中学生と小学生の息子たちがどのように成長するかを学校情報を交えて綴っていきたいと思います。

カウンセラーがあてにならなかったら?

長男の転入時のカウンセラーがあてにならなかった事は、先に書いた通りですが

でもそれで諦めることも到底できない。

そんな時、私たちは日本人の先生に頼りました。

 

日本人の先生が学校に必ずいるとは言えませんが、

長男のハイスクールは第二外国語として、スペイン語、日本語、フランス語の選択が可能です。

違う国の言語も学ぶなんてほんと大学みたい!と当初驚きましたが、何のことはない日本の学校第二外国語は英語。な~んだ。

でも選択肢がある点は確かに大学みたいです。

 

日本語のカリキュラムがあるので、長男の学校には日本人の先生がいらっしゃいます。

この学校の区域は日本企業が駐在する地域ではなく、日本人がいてもジャパニーズアメリカン(日系2世や3世)がほとんどなので日本育ちの日本人の転入は珍しがられ、長男はとても可愛がってもらっています。

 

特に転入当初は、何もわからない上に英語で説明されてもわからない、英語で質問もできないので、ハイスクールのことを教えてもらうとともに、色々と相談させてもらい本当に有難かったです。

その上カウンセラーとのコミュニケーションに苦労しているのを見かねて、私たちが会ってもらえない分、カウンセラーとの間に立って事情を説明してくれたり、質問の回答を督促してくださったりと、転入当初の長男にとってはその日本人の先生なしでは考えられなかったと思います。

 

日本語と日本人の先生の存在は転入させる学校を決める時に、決め手となった事項でした。

長男のハイスクールは先に書いたようにいわゆる「良い学校」とは言えず、すぐ隣に日本でいう進学校的な存在の学校もありました。

でも、ハイスクールからの転入は馴染むためのハードルが相当高い上に、担任の先生のように常に見てくれる存在もないため、トラブル含め何かあった時に母国語で相談ができる安心感は絶対必要。と思い、かなり苦労して事前に調べ、その地域に住むことを決めました。

その予想は的中。とても心強い存在でした。

 

ここだけで言わせてください。

 

母 グッジョブ!

 

もし、海外転勤などでお子さんがハイスクールに転入することになった場合、日本人の先生がいなかったとしても、ジャパニーズアメリカンの生徒など日本語を話せる子もいると思います。

カウンセラーに頼んで紹介してもらうことも可能なので、是非日本語を話せる子を探してみてください。

その子にべったりになって英語が伸びないのでは、との心配はありますが、特に転入直後はハイスクールの仕組みや常識をいち早く理解し不安を取って、早く馴染む事が一番大事なので、ここは割り切って初めは助けを求めてもいいのではないかと感じました。

 

ハイスクールは日本の大学のように学年関係なく授業を一緒に受けているので、子供たちも全く学年を気にせず友達付き合いをしています。

だから同じ学年である必要はなく学校全体から探せるしカウンセラーも把握しているようなので、日本語がわかる人は探しやすいかなと思います。

でも、もし日本語が話せる人が見つからない場合でも、ここは移民の国。

 

わからない事やそれに起因する不安を理解してくれるアジア人やブラジル人、メキシコ人たちがいるので、その中でしっかりしてそうな人に頼ることもできると思います。

例えば、その①長男の友達日本大好き空手大好きブラジル人、その上面倒見がいいので宿題を手伝うなど、長男はもとより転入生に対して積極的にお世話しているそうです。

 

その②長男の友達兼家庭教師タイ人女の子。彼女は8歳で一家で渡米、苦労して育った彼女は「困っている人がいたら自分ができる事は全てしてあげたい」という考えの子。ハイスクールを卒業して家庭教師が終わっても、時々わからないところやSAT試験を受けるべき時期など、アドバイスをもらっています。

 

そして毛色は変わって(?) win-win型事例としてその③、日本に興味ありで日本語習得中、長男に勉強等を教えることを通して日本語をマスターしたいチャイニーズアメリカン。一方的に親切にされるのは気が引ける人は、こういったタイプであれば、心置きなく頼れるかもしれませんね。

 

などなど、自分から求めれば応じてくれる人はきっと見つかるのではないかと思います。

 

でも、そこが一番難しいんだよなぁ、私たち日本人にとって。。(泣)